即興哲学

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即興哲学第60回 今期もありがとうございました

先週土曜日のワークショップとショーが終わり、今期の即興実験学校が終わりました。今期、即興実験学校は新たな活動を展開させました。まず、ひろみによって、即興事件学校附属ケアとインプロ研究所が設立されました。ケアという、今後ますます注目される領域...
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即興哲学第59回 サマースクールに行くようになったきっかけ

今年の夏、多くの日本のインプロヴァイザーが海外のインプログループのサマースクールに参加します。即興実験学校に参加してくださっている方々の中にも、Loose MooseやBATSのサマースクールに参加する人がいます。 私が海外のインプログルー...
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即興哲学第58回 Spontaneous Broadway

今年の夏は二年ぶりにBATSサマースクールに行きます!私にとっては、第二の実家に戻るような気分です。今年のBATSは三週にわたって三つのサマースクールがあります。私はそのうち、Keithコースと、ロングフォームコースの二つを取ってきます。そ...
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即興哲学第57回 恐怖と自由

Keithは、舞台上で役者が感じる恐怖のことを非常に重要な問題としています。役者は、他の人から評価されるのを恐れ、未来に進み自分が変えられていくことを恐れ、人に見られることを恐れます。そして、その恐怖のほとんどは実は根拠のないものです。自分...
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即興哲学第56回 嫌なことに嫌と言う

昨年、カナダでKeithのワークショップを受けている時でした。私ともう一人の二人で兄弟のシーンをやる時、Keithが最初に楽な姿勢で座るように言いました。私は楽な姿勢で床に座りました。ところが、Keithは私に尋ねました。「本当に楽な姿勢で...
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即興哲学第55回 自分には力がある

先日の即興実験学校in名古屋の時、ひろみが合気道を取り入れたコンタクトインプロをやってくれました。このワークはとてもおもしろく、驚きに満ちたものでした。 例えば、二人組になって、自分は腕を伸ばして筋肉に目一杯力を入れる。そして、相手が自分の...
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即興哲学第54回 居場所

ゴールデンウィークの5/1,2と、私とひろみは、名古屋に行ってきました。名古屋から即興実験学校に通って来てくれているにしむらが、即興実験学校in名古屋を企画し、実現させてくれたのです。 2日間のワークショップは、多様でとても豊かなものでした...
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即興哲学第53回 河回仮面(ハフェタル)

私には、自慢のマスクのコレクションがあります。河回仮面(ハフェタル)です。河回仮面は800年前の韓国の木製の仮面。踊りに使われていたものです。今ではお土産としても人気で、日本でも韓国料理屋さんによく飾ってあります。800年前から残っている河...
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即興哲学第52回 二種類の演技

演劇を始めたばかりの頃、私は、自分が演技を通して伝えたいものは何か、それはどのようにしたらうまく伝わるかということを考えていました。ともに演劇をつくる仲間たちとも、こういうことばかり議論していました。 しかし、マスクに出会った時、マスクの演...
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即興哲学第51回 ハーフマスク

マスク(仮面)と言ってもいろいろなものがありますが、Keith Johnstoneが主に使うマスクはハーフマスク(半面)と呼ばれるものです。このマスクは、顔の上半分、目や頬、鼻の部分を覆うマスクです。このマスクをかぶり、自分の口と合わせるこ...