即興哲学第82回 Keith Retreat その2

山小屋に幕を張って舞台をつくると、ワークショップは始まりました。Keithは自然の中にいるのが好きなので、心地よさそうです。内容は基本的なゲームが中心。その中で、spontaneityについて、good natureについて、舞台の恐怖についてなど、いろいろな話をKeithがします。

何より学ぶことが多かったのは、何十年もインプロを演じ、教えている参加者達(=私の先生達)がどのように授業を受けているかについて。即興実験学校のメンバーもなかなかのんびりとワークショップをしていますが、ここでの参加者はさらに力が抜けてリラックスしています。それでいて、いたずらっ子のように、つねに何かを仕掛けてやろうと生き生きとしている!臆せず人と関わること、楽しいことを見つけ出していくこと、それでいて自分で自分のケアをし無理をしないこと。そんなことをみんなの後ろ姿から学びました。

Rebeccaが言うには、ここにいるキャリアの長い参加者達は、Keithが来ることによって初めて生徒に戻ることができるのだということ。私は里帰りをして、いとこのお兄さんお姉さん達の後をついていく子どものような気持ちで、山での日々を過ごしました。

(2005/11/30)