インプロゲームのファシリテーション実習

大学院インプロ集中講義2日目。インプロゲームのファシリテーション実習。新しい試み。6人の希望者がインプロゲームをそれぞれ1つ選び15分間ファシリテーション。その後、参加者と私からフィードバック。ファシリテーションの様子は録画してあって、自分がやっている様子をあとで見る。

動画の見方は「インナーゲーム」のやり方。セルフ1(親のような自分)は良い悪い、正しい間違いの価値判断が好きですぐに一喜一憂するのでそれに惑わされず、セルフ2(子どものような自分)にただ見させる。すると次にやるときは意識しなくても劇的に改善されている。

ファシリテーターはキース・ジョンストンの本など、ものすごくしっかり勉強してきていてびっくり。普通のインプロの本の読書会だったら、こんな深さでは読まないだろう。自分がファシリテーションするとなると全然ちがうんだなと思った。

実はこのやり方はアメリカで経験した指揮法の授業のやり方を応用したもの。授業ではモデルバンド相手にとにかく指揮を振る。そして先生からフィードバックをもらって直し、授業後に自分の振っている様子を動画で見る。感情に振り回されると丁寧に見られなくなるので、ただ見るようにするのが大事。

(2018/8/18)