即興哲学第76回 メニューをつくらない

最近、即興実験学校のベーシック・ワークショップは、参加者の皆さんに、今日の調子や、今日どんなことをやりたいかを聞くことから始めています。それをホワイトボードにどんどん書いていきます。そして、そこから私やひろみがインスパイアされたことをやっていきます。以前は、ワークショップのメニューをしっかり考えてきていたのですが、今はこうしています。

このやり方はRebeccaから学んだものです。彼女はこう言っていました。「多くの教師は教室に入る時メニューを持って入る。そして、そこに誰がいようと同じことを教える。Keithは部屋に入ると、そこにいる人達を見て、この集団に今何が起こっているのかを知り、そして教える。このことをKeithから学んで以来、私の教え方は全く変わった。」

このやり方だと、教える方も即興になります。みんながどんなことを感じたり考えたりしているのかを教えてもらいながら、みんなをインスパイアすること、みんなにいい時間を与えることに毎回チャレンジしています!

(2005/6/29)