即興哲学第75回 enthusiasmとpermission

Rebeccaが日本でワークショップをやっているのを見て、教え方について再度確認したことがあります。それは、enthusiasm(熱狂)とpermission(許可)についてのことです。

以前、Rebeccaは次のように言っていました。「私の教え方は、楽しく(fun)、熱狂的に(enthusiasm)教えるやり方。そうすると、生徒達も、楽しく、熱狂的になってくる」。Keithは、生徒をspontaneousにさせるためには、教師自身がspontaneousでなければならない、また生徒を熱狂的にさせるためには、教師自身が熱狂的でなくてはならないと考えています。

彼女の話を聞いた後、私が「Permission?」と尋ねると、彼女は「Yes」と言っていました。permissionとは、「あることをしてもいいんだと生徒に思わせる教師の許し」です。Rebeccaが大きな声で笑顔で熱狂的であることは、参加者達に大きな声を出してもいいんだ、笑ってもいいんだ、熱狂的になってもいいんだという気持ちにさせます。

今回さらに感じたRebeccaのすごさは、このenthusiasmとpermissionのために、きちんと自分の状態を整えてくることです。食事、睡眠、体調などにいかに気を遣って、ワークショップのために備えているのかを、2週間近くで生活しながら感じ、とてもびっくりしました!

(2005/6/24)