即興哲学第47回 難しかった時

教えることも即興なので、時にリスクを取って、やったことないことや難しいことにチャレンジします。そうすると、難しくてうまくいかないこともあります。

Keithのワークショップで、ディレクティングについてやった時がありました。みんな交代で実際にディレクティングをやってみていたのですが、難しく、うまくいきません。やがて、みんなが失敗を恐れて、何もできなくなってしまいました。重い雰囲気が漂います。その時、Keithは、ディレクティングをやめて、同じ理由で全員が出ていくゲーム、サンキューゲームという基本的なゲームをやりました。もう一度、楽しく自由な雰囲気が戻ってきます。そして、Keithは「ディレクティングをやるときも、パニックにならず、落ち着いて、不安を取り除いてやるのが大事だね。」と話しました。

難しかったら、すぐやめて、別のもっと易しいものをやればいいのか!その時、そんな単純なことを知って、驚きました。インプロでは、自分を傷つけずに楽しくまちがえる練習をします。まちがえたら、「まちがえちゃった!」と明るく言って、次のことに移るのです。教師もまちがえるんだから、楽しくまちがえて、そして次の楽しいことをすればいいんですね。

(2003/12/10)