即興哲学第34回 Pixarでのインプロワークショップ その2

先週の続きで、Pixarでのインプロワークショップを見に行った話です。PixarにはPixar Universityというシステムがあります。これは、ランチタイムなどを利用して、従業員たちがいろいろなことを習える学校のようなものです。その中にインプロのクラスがあるのです。

ワークショップの部屋に行くと、参加者がランチを食べながらおしゃべりをしています。参加者は絵を描く人から、ストーリーをつくる人、コンピュータープログラマー、一般事務の人といろいろです。一人小さな女の子もいました。カタリナちゃんといって参加者の一人の娘さんです。

Rebeccaは壁に大きな白い紙を貼り、今日のワークショップに期待していることをみんなに聞きます。みんなは「お互い知り合いたい」「頭の掃除をしたい」「笑いたい」「考え方を柔らかくしたい」「演技について学びたい」といろいろ言います。Rebeccaはこれを紙に書き出してから、その場で即興的にワークショップのメニューを考えます。

この日は、2人組で共通点を探すゲームから始まりました。みんなとても緊張しています。私も、その緊張の輪の中へ加わりました。(次回につづく)

(2003/4/23)