即興哲学第54回 居場所

ゴールデンウィークの5/1,2と、私とひろみは、名古屋に行ってきました。名古屋から即興実験学校に通って来てくれているにしむらが、即興実験学校in名古屋を企画し、実現させてくれたのです。

2日間のワークショップは、多様でとても豊かなものでした。外に出てやったブラインドウォーク、ひろみがやってくれた合気道を取り入れたコンタクトインプロ、スモールヴォイスでつくられた消しゴムと女の子のストーリー、などなど思い出に残るものがたくさんでした。

しかし、この即興実験学校in名古屋で、もっと根元的に私が感じた幸せがありました。それは、私とひろみを必要としてくれている人が、名古屋に招いてくれたこと、そして、そこで私達を必要としてくれる人が待っていてくれたことでした。そうやって私達を必要としてくれる人が与えてくれる場があって、私達は初めて居場所を得ることができます。思えば、東京での即興実験学校でも、私は場を与えられているのです。しかし、東京でやっている時は、自分が場をつくっているんだというおごりがあったかもしれません。受け容れられ、必要とされる場で生きていけること、それは何物にも代え難い幸せなのだとあらためて感じた2日間でした。

(2004/5/12)