即興哲学

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即興哲学第80回 博士論文

私はインプロに出会って10年近くになります。その間、インプロを学んだり、やったり、教えたりしてきました。そしてもう一つ、インプロの研究も続けてきました。昨年、そのインプロ研究のまとめとして博士論文を提出しました。 博士論文のタイトルは「Ke...
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即興哲学第79回 即興実験学校ミーティング

いよいよ即興実験学校の5年目が始まります。その前に、ひろみ邸にアドバンスクラスのメンバー十数名が集まり、ミーティングを開きました。このような試みは初めてです。5年目から次の段階に進んでいくのかなと感じ、みんながどういうことをやりたいと思って...
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即興哲学第78回 4年間

即興実験学校の2005年度上半期が終わりました。これで、即興実験学校は4年が経過しました。そんなに続けてこれたのかぁと感慨深いです。 この半年間、特にここ数回で、即興実験学校の生み出すインプロが大きく育ってきている感じがしています。畳の部屋...
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即興哲学第77回 Misbehavior

Misbehaviorは訳しにくい言葉です。「行儀悪さ」とでも言えばいいのでしょうか。これはインプロの舞台ではなくてはならないものだと私は思います。 カナダのLoose Mooseでショーを観た時に一番感じたのは、このMisbehavior...
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即興哲学第76回 メニューをつくらない

最近、即興実験学校のベーシック・ワークショップは、参加者の皆さんに、今日の調子や、今日どんなことをやりたいかを聞くことから始めています。それをホワイトボードにどんどん書いていきます。そして、そこから私やひろみがインスパイアされたことをやって...
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即興哲学第75回 enthusiasmとpermission

Rebeccaが日本でワークショップをやっているのを見て、教え方について再度確認したことがあります。それは、enthusiasm(熱狂)とpermission(許可)についてのことです。 以前、Rebeccaは次のように言っていました。「私...
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即興哲学第74回 大学でのデモンストレーション

先日、一橋大学の私が担当している授業で、即興実験学校の出張ショーをやりました!インプロとは何かを学生に伝える目的で、コンタクトインプロ、インプロソング、ロングフォームなどさまざまなインプロをやりました。学生達もとても喜んでくれました。 3年...
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即興哲学第73回 いよいよRebecca来日!

サンフランシスコのBay Area Theatresports(BATS)からのRebecca Stockleyの来日が、いよいよ来週に迫りました! 昨日もらった彼女のメールには、「今日、Pixarで仕事をしている最中に、『来週、日本に行く...
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即興哲学第72回 埋まっている物語

以前、BATSのRebeccaから面白い話を聞きました。インドでは、物語は地面のいたるところに埋まっているという考えがあるのだそうです。そして、語り部(ストーリーテラー)の仕事は、地面に埋まっている物語を、自分のからだを通して地上に出してや...
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即興哲学第71回 対位法

1.音楽で、それぞれ独立している二つ以上の旋律を組み合わせて構成する作曲技法。2.建築、映画、文学などで音楽の対位法を応用して、二つの対位的な雰囲気の様式、情景、主題などを組み合わせて作品を構成する手法。(小学館国語大辞典) インプロで結婚...